AWSのALBは定期的にIPアドレスが変更されますが、検証などで意図的にALBのIPアドレスを変えたい場合がありました。
本記事ではALBのIPアドレスの自動更新を待たず、IPを変更する方法についてメモ書きしています。
方法としては、事前にALBに一時的に設定するサブネットを用意しておきます。
次にAWSのマネージメントコンソールからEC2-->ロードバランサー --> <対象のALB>をクリックします。クリックした画面から「ネットワークマッピング」を選択し、「サブネットの編集」をクリックします。
遷移した画面の「ネットワークマッピング」のところでサブネットの変更を行います。
一時設定用のサブネットをプルダウンから設定して「変更内容の保存」をクリックします。
そうすると、前の画面に戻るので、数秒置いてからnslookupで確認するとIPアドレスが変わっています。
下記はALBに紐づけたドメイン「hoge.test.co.jp」をnslookupで確認した様子です。
% # サブネットの設定をいじる前
% nslookup hoge.test.co.jp
Server: 127.0.2.2
Address: 127.0.2.2#53
Non-authoritative answer:
Name: hoge.test.co.jp
Address: 10.42.12.22
Name: hoge.test.co.jp
Address: 10.42.11.33
% # サブネットの設定をいじった後
% nslookup hoge.test.co.jp
Server: 127.0.2.2
Address: 127.0.2.2#53
Non-authoritative answer:
Name: hoge.test.co.jp
Address: 10.42.12.111
Name: hoge.test.co.jp
Address: 10.42.11.134